やってきました青木湖!
湖でカヤックといえば、何時もでしたら「レク」なのですが、今回は一味違ったイベントです。
今回は雨予報が嬉しいことに外れ、晴天からのスタートです。
信州は素晴らしい自然と景観に恵まれていますが
その一つが大王わさび農場脇を流れるこの川
黒沢明監督映画「夢」の舞台にもなったことがある、水車小屋がある川です。
こうして、安曇野市の観光ポスターやチラシでも使われています。
特に瀬があってスリリングという訳でもなく、いたって緩やかな川ですが、各地のベテランカヤッカーに愛され続け、年に一度は下りたいと仰る方も少なくなく、地元に居るのに体験しないのはとても勿体なく思えます。
昨今のアウトドアブームもあり、全国各地のラフティング・カヤック・SUP体験では、経験が浅いアルバイトが入って程なくして、インストラクターとして初体験の参加者をガイドしていたとか、その手軽さ(手軽に見える)からPFDを装着せずにSUPに乗るとか、静水訓練もせずいきなり川を下るといったことをしばしば見かけたり耳にしたりしますが、水の遊びは時には生命に関わる事故も招きます。
初心者向けの優しい川ではありますが、PFDを装着するだけでなく、基本的な知識を得て訓練するのは必須と言えます。年齢制限(小学生以下NG)を設け、人数を絞り、静水での訓練を行ってから臨むことにしました。
さて、この「川」ですが、地元の方でも万水川(よろずいがわ)と呼ぶことも多いのですが、実は蓼川(蓼川)といいます。
万水川は大王わさび農場付近でこの蓼川と並んで流れ、やがて合流する位置関係にあります。
従いまして、この蓼川をカヤックで楽しむためには、万水川を下り、合流地点から180度向きを変えて漕ぎあがらなければなりません。
ですから、技術だけでなく少しだけ気合も必要になります。
設営が終わったら先ずは腹ごしらえ。恒例のペレットオーブンでピザ!
一息ついたらいよいよスタートです
最大5艇の予定ですが、今回は種類が違う三艇の乗り比べ。
それぞれの特性や相性を確かめながら、皆さん真剣に練習していました。
最近のお子さんは湖や川で泳ぐ経験が少ないので、終わった後も水に慣れる訓練をしていました。
底が見えないのって、最初は結構怖がるのですが、終盤は平気で飛び込みもできるようになっていました。
夕方からひとしきり強く雨が降りましたが
しばらくして止むと虹が出て空模様は一気に回復していきました
翌日も天気に恵まれ、気持ちのいい湖畔でのキャンプを楽しみました。
皆さん、ワクワクが止まらないようです。